長閑な牧草地が広がる平野部を走ると、マスタートンに着きました。古くから牧羊の中心地となった街です。街並みは、開拓時代の面影を色濃く残していました。今も中心を占める人造湖の公園には、かつての開拓民の末裔だろうか、人々が集っていました。街の自慢の場所へ是非と勧められ向かったのは、なんと、国立羊の毛刈り博物館。出迎えてくれたガイドさんは、羊の毛刈り世界大会で何度も優勝した伝説の人だといいます。館内には、この国の牧羊の歴史に関する貴重な品々が展示されています。伝説の人が羊毛を愛でながら、言います。「丈夫で温かい羊毛は、かつて世界中で愛用されていたが、化学繊維の登場で需要が縮小し、今、羊毛が泣いている」と。羊農家の若手志願者を募り、毛刈りなどの技術を伝承し、世界で愛される良質な羊毛を送り出したい、と老ガイドが想いを語ってくれました。彼の言葉に、街が再び羊毛で溢れかえることを夢見ました。
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